更紗(さらさ)とは
更紗(さらさ)は木綿地に多色で紋様を染めた布製品及びその影響を受けて作成された類似の紋様染製品のことです。
起源はインドで、大航海時代に各地へ広がり、産地によりジャワ更紗、ペルシャ更紗、日本産は和更紗などと呼ばれています。
ペルシャ更紗(さらさ)
ペルシャ更紗は現地の言葉で「ガラムカール」と呼ばれており、イランの古都であるイスファハーンの名産品とされています。木の型に模様を掘り込み、そこに天然の染料をつけてスタンプのように押して絵付けされています。
一枚のペルシャ更紗を仕上げるために、木型や染料を取り替え、何十回と同じような工程を繰り返し行っており、手間暇をかけた更紗となっています。また、更紗の端についている房なども職人が一つ一つ手作業でより合わせています。